このたび、イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:白鳥寿一)と業務提携を結んでいる株式会社日本格付研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙木祥吉、以下JCR)が、2019年8月28日付にて、Climate Bonds Initiative(以下、CBI)が実施する気候債券の認証(Certification)を請け負うApproved Verifier(認定検証機関)として承認されました 。弊社は、JCRにおけるCBIのApproved Verifierチームメンバーとして同時登録を行い、検証業務のサポートを実施します。
CBIの気候債券は、パリ協定で定めた気候変動防止のための2℃目標達成に資する債券で、CBIの基準を満たすものを言います。JCRは日本を代表する格付会社として、国内トップクラスのサステナブル・ファイナンス評価の実績を有し、国際資本市場協会(ICMA)のソーシャルボンド作業部会、国連環境計画 金融イニシアティブによるポジティブインパクトファイナンス作業部会へ参画するなど、サステナブル・ファイナンス市場の拡大に積極的に貢献しています。
環境分野で高度な専門性を必要とするプロジェクトやフレームワークの認証には、さまざまな専門領域をもった弊社メンバーがCBI Certification Scheme及びClimate Bonds Standardに基づき、科学的・技術的な検証を実施します。特に気候債券の主な資金使途となる再生可能エネルギー分野については、風力・太陽光・バイオマス関連の実務経験を豊富に有する技術者がそれぞれ対応します。
気候変動インパクトについて厳格な基準を設けるCBIの認証は、ESG投資を進める市場関係者の方々に、信頼性、透明性が確保され、国際的な水準のグリーン性が保証されたプロジェクトへの投資機会を提供するものとなります。弊社はCBIが認証する気候債券の国内での普及を支援することで、日本の低炭素技術の拡大や再生可能エネルギーの取り組みを進め、パリ協定の目標に沿った気候変動対策の推進に努めていきます。
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※Climate Bonds Initiative (CBI) :2010年12月に設立された、低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NPO。CBIが作成したClimate Bonds Standardは、投資家や政府が低炭素融資を行う際のスクリーニングツールとして活用されている。