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イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社
事業内容

風力発電導入・運用支援

当社は、金融機関や発電事業者向けのプロジェクト・ファイナンスサポート業務を中心に、風力発電事業の組成段階から完工確認、リプレースに至る事業全般にわたるサービスを提供し、風力発電事業の導入支援を行っています。
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市場・トレンド

風力発電は、再生可能エネルギーの中でも環境負荷が小さく発電効率が高いこと、発電コストが低いことから、世界的には最も導入が進んでいる一方で、日本においては導入が十分に進んでおらず、特に洋上風力発電の開発が遅れています。
環境影響や系統連系の制約などの諸課題がありますが、今後のさらなる導入拡大が期待されています。
01
事業計画の策定支援、実現可能性調査(FS)
風力開発の計画段階においては、風況および各種自然・社会条件を考慮した適地選定が最初の重要なステップとなります。
当社は、風力適地選定に資する多くのデータ・情報を有しており、適地選定・ゾーニングに関する最適なサービスを提供することが可能です。
また、風況観測実施前のGPVデータを用いた簡易風況予測や発電量予測や、初期段階における事業の実現可能性調査として、事業性概略調査(簡易FS)等のサービスを提供しています。
サービス事例
既存資料(風況マップ、各種自然・社会条件に関するデータ等)に基づく適地選定、ゾーニング
GPVデータを用いた簡易風況・発電量予測
事業性概略調査(簡易FS)
実現可能性調査(FS)
一般に、計画された事業等が実現可能かどうかを事前に調査し、検証することを指します。Feasibility Studyの頭文字FSまたはF/Sと略記されます。
風力発電事業においては、風況以外の自然・社会条件も考慮して、可能な限り正確かつ定量的に評価することが事業実現の鍵となります。
02
風況観測
風力発電の事業化においては、開発候補地にて風況観測を実施するのが一般的であり重要です。通常は約60m高の観測マストを設置して、少なくとも1年間の実測を行います。
また、風車の大型化に伴い、これに加えてリモートセンシング技術の一つであるドップラーライダーを用いた風況観測も一般化しています。
当社では、観測地点・観測機器の選定からデータ解析・評価に至る、風況観測に関する業務全般にわたるサービスを提供しています。
サービス事例
観測マストによる陸上風況観測(地点選定/観測仕様検討/機器設置/データ管理/機器撤去/データ解析・評価)
鉛直ライダーによる陸上風況観測(地点選定/観測仕様検討/機器設置/データ管理/機器撤去/データ解析・評価/観測マストとの相関解析)
スキャニングライダーによる洋上風況観測(地点選定/観測仕様検討/機器設置/データ管理/機器撤去/NEDOガイドブックに則ったデータ処理・評価)
03
技術デュー・ディリジェンス、建中確認(プログレスモニタリング)/完工確認
風力発電の事業化には多くの期間を要し、また売電期間は通常20年間に及ぶため、プロジェクト・ファイナンスの組成から返済完了までは長期にわたります。
発電事業向けの技術デュー・ディリジェンスは、融資契約締結前(第1ステージ)・建設期間中(第2ステージ)・建設完工時(第3ステージ)・商業運転開始後(第4ステージ)の4段階に大きく分けられ、各段階において、事業化や発電所運営に悪影響を及ぼす可能性のあるリスクについて、技術的な観点から第三者レビューを行っています。
サービス事例
融資契約締結前(第1ステージ)における、事業計画の技術面・環境面でのリスク評価(風車仕様/風況・自然災害リスク/許認可確認/EPC契約およびO&M契約のレビューなど)
建設期間中(第2ステージ)における、建設状況のプログレスモニタリング/変更工程・変更工事の妥当性評価
建設完工時(第3ステージ)における、設備の完工確認・性能確認
商業運転開始後(第4ステージ)における、性能検証・定期点検結果レビュー、トラブル対応サポート
プロジェクト・ファイナンス
特定の事業に対して融資を行い、返済の原資を当該事業から生み出されるキャッシュフローに限定し、担保についても、当該事業に関する資産や権利に限定して行う融資です。
スポンサーの信用力に依拠するコーポレート・ファイナンスとは異なり、返済義務がスポンサーに遡及されないノンリコースが前提となります。このため、プロジェクト・ファイナンスの組成にあたっては、事業の継続やキャッシュフローに悪影響を及ぼしうるリスクについて、専門性の高い第三者評価が金融機関より求められます。
04
数値解析
陸上風力の発電量予測には国内ではMASCOTやRIAM-COMPACT、国外ではWAsPがよく使用されています。また、近年導入が進められている洋上風力発電事業向けに、メソ気象モデルであるWRFの活用や研究が盛んです。
当社は、MASCOTをはじめとしたソフトウェアによる発電量予測実績を多く有している他、WRFによる洋上の気象解析サービスも提供可能です。
サービス事例
発電量予測(事前検討/風況観測位置選定/ファームコントロール・セクターマネジメントを考慮した発電量予測/国外サイトの発電量予測)
洋上風力(風車・風況観測塔位置の選定/対象地域における高解像度データ・大気安定度パラメータの提供)
WRFによる数値解析の例はこちらをご参照ください。(外部サイトに移動します)
※この数値解析は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)様の委託業務で得られたデータを用いて実施しています。
05
適合性確認・ウィンドファーム認証対応支援
風力発電所の工事計画届出の事前確認として、登録適合性確認機関により風力発電設備の審査を実施することとなっています。弊社では、適合性確認やNKウィンドファーム認証対応支援をしており、風況観測地点の事前検討、観測データによるサイト風条件の算定、審査会資料の作成・対応サポートなどのサービスを提供しています。
サービス事例
気流解析による風況観測地点の事前検討
サイト風条件(平均風速、ウィンドシア、乱流強度、極値風速など)の算定
適合性確認やNKウインドファーム認証の審査会資料の作成・対応支援

 

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