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廃棄物処理
# 環境アセスメント
低濃度PCB廃棄物等焼却処理施設に関する⽣活環境影響調査
お客様民間企業(産業廃棄物処理)
対象地岡山県
既存の廃棄物焼却処理施設に新たな炉(低濃度PCB廃棄物等焼却用)を設置することになり、当社が生活環境影響調査業務を担当しました。
県担当者と調査項目・手法について協議を行い、1年間の現地調査後、そのデータと事業計画に基づき影響の範囲・程度を予測・評価しました。

PROJECTプロジェクト概要

課題
調査項目は施設の稼働に伴う大気質、騒音、振動、悪臭としました。これら項目ごとに調査・予測・評価を実施し、周辺の生活環境に影響がないことを報告書にとりまとめて自治体等に説明し、施設設置の許可申請を行いました。
ソリューション
周辺は複雑地形で、異なる方角に3つの集落があることから、大気質については各集落に調査地点を設け、四季ごとの調査を実施しました。
煙突排ガスの大気拡散シミュレーションの結果、一部の項目の最大着地濃度が基準値以上の値であったため、一定の風向で拡散する前の排ガスが至近の山に着地すること、ただしその地点は人が生活できる状況ではないこと、周辺の集落への影響はほとんどないこと(既存炉稼働中に実施した現地調査結果およびシミュレーション結果)等を示しました。
成果
この地域は複雑地形のため、長期平均予測結果が短期最大予測結果を上回るという一般的ではない結果も出ましたが、県には地形や煙突高による大気拡散および着地濃度の変動を図で説明し、簡易的な拡散計算を実際に行うことで、計画地周辺における大気拡散状況を理解していただき、基準値超過を含め、納得していただくことができました。
担当者より
匿名

事業計画をもとにそのままシミュレーションを行うと、環境基準等を超過することが少なくありません。
当社はシミュレーションソフトに各種データを入力して機械的に評価を行うのではなく、その予測式はどのような意味か、予測条件はどのように結果に反映されるのか、予測式の項以外に影響要因はないか、予測条件が過剰に安全側になっていないか、その評価基準と比較することは適切か、環境保全措置として何があるか等を考え、最新の知見や経験を踏まえ、最適な評価を行います。

事例で紹介した事業内容

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