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エネルギー関連
# 環境アセスメント
洋上風力発電事業に関する環境アセスメント
お客様民間企業(風力発電事業者)
対象地東北地方
海岸線から1km程度の位置に大規模洋上風力発電所を設置する案件があり、当社はその環境アセスメントを担当しました。
各手続き段階で住民説明会や審査会等を実施しながら、1年間の現地調査および予測・評価を含め、約4年間で手続きを完了しました。

PROJECTプロジェクト概要

課題
本件は、海岸線から1km程度の位置に着床式の大規模洋上風力発電所を設置する案件です。
当時、洋上風力発電事業に関する環境アセスメントは発展途上であり、評価項目や調査手法等はまだ十分に確立されておらず、審査会のたびにそれまでにない意見が出てくるような状況でした。前例がほとんどないなか、環境影響評価法に基づき、配慮書、方法書、準備書、評価書の各手続きを実施しました。
ソリューション
環境アセスメントの評価項目は、騒音、超低周波音、水の濁り、風車の影、水中騒音、動物(鳥類)、海生動物、海生植物、景観、廃棄物を選定しました。
地元経済への貢献の狙いもあり、当該地域に詳しい地元の測定・分析会社および自然調査会社と提携し、地元の大学教授等専門家に助言をいただきながら、現地調査を実施し、生活環境項目についてはシミュレーションを、自然環境項目については海外を含めた知見を収集し、審査会等からの意見を踏まえながら予測・評価を行いました。
成果
本件の手続き開始時には、洋上風力発電事業に関する環境アセスメントは、他の海域で複数の案件が先行して手続きを実施していました。しかしながら、特に海岸線付近に設置する着床式洋上風力発電事業については、地元の反対運動や厳しい大臣意見等により、評価書まで進むものは限られていました。
本件は、着床式としては初めて、配慮書の届出から評価書の縦覧終了まで、約4年間の手続き期間で完了しました。
担当者より
匿名

国のエネルギー政策もあり、今後、海岸線から数kmの位置に大規模洋上風力発電所を設置する案件が増えていくことが予想されます。
洋上風力発電は地元の住民の他に、漁業協同組合や鳥類保護団体等からも注目されており、国内で大規模に事業化された前例がなく不確実性も高いことから、その地域に合った環境保全措置の検討や地域住民等との合意形成には困難が予想されます。
当社は最新の知見と経験を活かし、そのサポートをいたします。

事例で紹介した事業内容

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