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製造
# 環境デューデリジェンス
日本企業による海外化学メーカーに対するM&Aに伴う環境デュー・ディリジェンス業務
お客様民間企業(化学)
対象地日本、ドイツ、フランス、スイス、トルコ、南アフリカ、アメリカ、中国、マレーシア、インド等計25か国
日本企業による海外化学メーカー(本社ドイツ)に対するM&Aにおいて、当社は環境に関するデュー・ディリジェンス業務を担当しました。
本デュー・ディリジェンス業務では、はじめにデスクトップスタディ(机上調査=現地視察を伴わない資料レビュー等による調査)を行い環境リスクの高い工場を抽出し、その後、当該工場に対してより詳細な調査として、サイトツアーあるいはフェーズ1調査を実施しました。

PROJECTプロジェクト概要

課題
対象会社はドイツを拠点として、25か国に75工場を有する化学メーカーです。本件はオークション(入札)案件であり、クライアントである日本企業を含めて数社によるデュー・ディリジェンスが実施されました。
当社は、クライアントからの依頼で環境に関するデュー・ディリジェンス業務を担当しました。
ソリューション
本件では①デスクトップスタディ、②サイトツアーおよび③フェーズ1調査を実施しました。
はじめにデスクトップスタディとして、対象会社から開示された環境関連資料をもとに各工場における環境リスクの初期評価を行いました。その後、対象会社から指定された工場(ドイツ、アメリカ、南アフリカ)へのサイトツアーを行い、現地視察およびインタビューを実施しました。サイトツアーには、当社の技術者も同行しました。さらにデスクトップスタディの結果に基づき、フェーズ1調査を実施しました。
これらの調査を行うことで、対象会社が持つ環境リスクを特定し、それらの対策・改善にかかる費用の算出を行いました。
成果
上記ソリューション結果に基づき、買収価格への反映の検討や譲渡契約日までの対応内容などについてクライアントと協議し、クライアントが入札を行う上での環境面の投資リスクの把握に貢献しました。
担当者より
匿名

対象会社は海外企業であり製造工場が世界中に点在していたため、①短期間で多数の工場(計75工場)のリスクを評価する必要があった、②それぞれの国・地域により環境法制度や土壌・地下水汚染の基準項目などが異なるため評価が難しいといった問題がありました。
本件では、当社および現地語や現地環境関連法規に精通した当社のパートナー(海外環境コンサルティング会社)と協力し評価を行い、75工場における環境リスクを定量化することができました。
近年ではM&Aのグローバル化に伴い、クロスボーダー案件が増加しています。当社は、長期間にわたる社歴の中で構築してきたグローバルなネットワークを活かし、スピード感をもってクライアントのご要望にお応えいたします。

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